2010/1/18 国交省ら/住宅版エコポイント/新築は1戸30万ポイントに

【建設工業新聞 1月18日 記事掲載】

 国土交通、経済産業、環境の3省は、09年度第2次補正予算案に盛り込んでいる「住宅版エコポイント制度」について、発行ポイント数などの詳細を発表した。エコ住宅の新築は1戸当たり30万ポイントとする。エコリフォームの場合は、窓や外壁など対応部分ごとにポイント数を設定しており、対応状況に応じて加算されるが、1戸当たりの限度は30万ポイントとする。国交省は、エコ新築住宅の対象数として、10万~15万戸を想定している。制度開始は予算成立後となるが、「3月上旬には本格運用を開始したい」(前原誠司国交相)としている。


 同制度は、一定の基準を満たした新築住宅や住宅リフォームに対して、商品などと交換可能なポイントを提供するというもの。リフォームの場合は、併せてバリアフリー改修を行うことでさらにポイントが加算される。取得したポイントを即時交換して、追加的に実施する工事に充当することもできる。


 エコリフォームのポイント数を見ると、外壁を施工した場合は10万ポイント、屋根・天井の場合は3万ポイント、床は5万ポイントなどとなっている。外壁などの断熱改修では、断熱材の最低使用量も設定されている。


 ポイント発行の対象は、今年12月31日までにエコリフォームの工事着手やエコ住宅の着工を行った物件。ポイント発行の申請期限は、エコリフォームが11年3月31日で、エコ住宅の場合、一戸建て住宅では同6月30日とする。共同住宅などでは、11階建て以上が12年3月31日、それ以外は11年12月31日となる。制度についてのコールセンター(電話0570・071・077)も新たに設置される。受け付け時間は午前10時~午後6時。

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